DISC.19 the brilliant green ザ・ブリリアントグリーン 「Los Angels」ロサンゼルス
the brilliant greenザ・ブリリアントグリーン「Los Angels」 ロサンゼルス
the brilliant greenとは?
the brilliant green(ザ・ブリリアント・グリーン)は、日本のロックバンド。略称は「ブリグリ」。所属レコードレーベルはワーナーミュージック・ジャパン、所属事務所はナインティワン。※wikipediaより (2022年)
最初にブリグリを聴いたのは《There will be love there -愛のある場所-》という曲だと思いますが、切ないメロディとアンニュイ感のある女性ボーカルが印象的でした。
当時は何となく良いなぁと感じていただけですが、もう少し大人になってから聞きかえしてみると改めて良さを実感しましたね。
基本的に多くの楽曲はベースの“奥田俊作”さんが書いており、ブラーやオアシス等のブリット・ポップのアーティストからの影響がうかがえます。
またギターの“松井亮”さんもイギリスのシューゲイザーバンド“RIDE”のメンバーとバンドを組んでいたりと同様な雰囲気を感じます。
歌詞はボーカルの“川瀬智子”さんが書いていますが、徐々に歌い方のニュアンスが変わってきているのも面白いです。
2000年代からTommy february6とTommy heavenly6という異なるコンセプトでCDも発売されているのも意識の変化などがあるかもしれないですね。
邦楽おすすめ!
the brilliant greenの3枚目のオリジナルアルバム「Los Angels」。
洋楽のハードロックとかヘヴィメタルが好きな人でも満足できるんじゃないかと思えるような重厚でハードなサウンドを聴かせてくれます。
ただやはりポップ性は潜んでいますので、耳馴染みの良いメロディで早く浸透してきます。アルバムのタイトルにも抜擢されている曲がインストというのも興味深いです。
ブリットポップだけでなくオルタナ風のアメリカンロックも感じさせるハードなサウンドが印象的な一枚。
1. THE LUCKY STAR ☆☆☆
ラッキー・スター
思っている以上にハードですね笑。ハードな中にもキラキラとした雰囲気があり、ときめき感みたいなものを感じますね。
2. YEAH I WANT YOU
イエー・アイ・ウォント・ユー
スマパン(スマッシュパンプキンズ)かと思うようなヘヴィさのあるサウンド。アップテンポで疾走感がありライブ等で盛り上がりそうな曲ですね。
3. angel song -イヴの鐘-
エンジェル・ソング
シャッフルのリズムが特徴的でオルガンなども入りクリスマス向きソング。曲の一番エモーショナルな部分でギターソロが入りますが、そこへのもっていき方、入り方、メロディとも抜群です。
4. サヨナラ summer is over
サマー・イズ・オーヴァー
ブリットポップらしいメロディアスなギターが響く爽やかさのある曲。RIDEっぽさを感じますね。
5. ヒドイ雨
騒音の壁を作るようなヘヴィなサウンドにキュートさを感じさせるボーカルのコントラストが魅力的です。サビでの音の切り替わり感も素敵。
6. ☆FALLING STAR IN YOUR EYES
フォーリング・スター・イン・ユア・アイズ
ハンドパーカッションが特徴的なややゆったりとした穏やかなナンバー。シンセの音もやや妖艶な夜の空間を感じさせる様なサウンド。
7. IT'S UP TO YOU!
イッツ・アップ・トゥ・ユー!
ファジーなギターサウンドですが軽快さのあるロックナンバー。覚えやすいギターリフやクラシックロック・テイストも感じます。
8. 黒い翼
ちょっと古めのカントリー風の歌謡曲っぽさを感じます。少し暗い雰囲気も漂っていますが、オルガンサウンドが効果的です。
9. LOS ANGELS
ロサンゼルス
アルバムのタイトル・トラックでありインスト曲、オルタナ系のアーティストがギターをかき鳴らす景色が浮かびます。2分くらいですがとてもカッコいいですね。
10. Hello Another Way -それぞれの場所-
ハロー・アナザー・ウェイ
ブリグリらしい切なさをまとったメロディアスな楽曲。ストリングアレンジが施されスケール感の大きいドラマチックな演出が施されています。
11. I can hold your hand baby
アイ・キャン・ホールド・ユア・ハンド・ベイビー
深いリバーブに包まれたまったりとしたスライドギターとボーカルがとても気持ち良く感じます。改めて松井亮さんのギターは良いなぁと思いますね。
All songs arranged by the brilliant green
All songs produced by the brilliant green & Yasuyuki Moriyama
Lyric: Tomoko Kawase
Music: Shunsaku Okuda (Except M5, M7, M9)
M5 & M7 Music by Ryo Matsui
M9 Music by Shunsaku Okuda & Ryo Matsui
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