DISC.18 Fleetwood Mac フリートウッド・マック 「 噂 」Rumours
Fleetwood Mac フリートウッド・マック「噂」 Roumours
Fleetwood Macとは?
フリートウッド・マック(英語: Fleetwood Mac)は、イングランド出身のロック・バンド。 50年以上のキャリアをもち、初期は「チキン・シャック」らと同様に、ブリティッシュ・ブルースロックとしてスタートした。1970年代半ば以降はソフトロック路線に転換して成功を収め、世界的な知名度を誇る。 1978年『グラミー賞』受賞。1998年『ロックの殿堂』入り。 ウォール・ストリート・ジャーナルの「史上最も人気のある100のロックバンド」にて11位。トータルセールスは1億2000万枚を超えている。※wikipediaより (2022年)
初めてフリートウッド・マックを聴いたのは“Oh Well”というブルースロックだった様な気がしますが、そこからカッコいいなと思って買ってみたアルバムが“ 噂 ”でした。
イメージしていたものと雰囲気がだいぶ異なっていましたが、とてもキャッチーな曲が魅力的でした。
“ピーター・グリーン”が率いていた初期の頃はブルース感の強いサウンドですが、メンバー交代を繰り返した後に優れた作曲能力を持った“リンジー・バッキンガム”と“スティーヴィー・ニックス”の2人が加わった事によりポップさが増し多くの人の心を捉えたのだと思います。
「glee/グリー」というアメリカのテレビドラマで取り上げられたり、多くのアーティストがカバーしている“Landslide”という曲は知っている方も多いのでは無いでしょうか。
洋楽おすすめ!
フリートウッド・マックの12枚目のオリジナルアルバム「噂」。
前作より加わっているバッキンガム・ニックスの2人の活躍が光りますね。
アレンジの効いたメロディアスな楽曲はもちろん2人のボーカリストとしての才能も素晴らしいです。特に女性ボーカル、スティーヴィー・ニックスの声は個人的にグッと惹き込まれます。
もちろんバンド名にもなっているドラムの“ミック・フリートウッド”の存在感もしっかりと感じます。
ブルースやカントリーミュージックに上手くポップさが溶け込み、音楽って楽しいなと率直に思わせてくれる名盤です。
1. Second Hand News セカンド・ハンド・ニュース
Lindsey Buckingham
軽快なアコギのコードで始まるノリの良い曲。16分でずっと鳴っているキックのアタック音のような音が気になりますね。途中から入るエレキギターもカッコいいです。
2. Dreams ドリームス
Stevie Nicks
エレキギターのバイオリン奏法によるまったりとした雰囲気とグルーヴ感が気持ち良いです。音の隙間がありそれぞれの楽器の存在感が際立って感じます。スティーヴィー・ニックスの声にうっとりするのはもちろん、コーラスの入れ方も好きです。
3. Never Going Back Again ネヴァー・ゴーイング・バック・アゲイン
Lindsey Buckingham
アコギのメロディとボーカルのみのシンプルなスタイル。田舎っぽさを感じさせるような3フィンガー風のサウンド。
4. Don't Stop ドント・ストップ
Christine McVie
シンセやピアノといった鍵盤の効いたクラシカルなロックサウンド。軽やかに聴くことができます。
5. Go Your Own Way ゴー・ユア・オウン・ウェイ
Lindsey Buckingham
タムを多用したドラム・フレーズと重ねたギターで徐々に盛り上がっていきサビではシェイカーが入り疾走感のある聴き心地。リンジー・バッキンガムのポップセンスを感じますね。
6. Songbird ソングバード
Christine McVie
美しいピアノとアコースティックギターに癒される穏やかなバラード。クリスティン・マクヴィーのボーカルも優しさを感じます。
7. The Chain ザ・チェイン
L.Buckingham, M.Fleetwood, C.McVie, J.McVie, S.Nicks
カントリーロックな雰囲気から緊張感のある展開に流れていくニール・ヤング的な音楽も感じさせます。リンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスの掛け合いも素敵。
8. You Make Loving Fun ユー・メイク・ラヴィング・ファン
Christine McVie
アダルトな雰囲気のシンセとエレキギター、サビ部分では上昇していくボーカル・メロディと重ねたコーラスにより広がりのある空間に。
9. I Don't Want To Know アイ・ドント・ウォント・トゥ・ノウ
Stevie Nicks
音数も少なくシンプルですが民謡風な素朴さを持ちつつとてもキャッチーな曲です。
10. Oh Daddy オウ・ダディ
Christine McVie
少しダークな雰囲気を感じさせながら日本でいうところの演歌のような渋さがあります。
11. Gold Dust Woman ゴールド・ダスト・ウーマン
Stevie Nicks
ブルージーな力強さを感じさせつつ、エクスペリメンタルで宗教チックな魔力を感じるサウンドが聞き応えあります。
Produced By Fleetwood Mac with Richard Dashut and Ken Caillat
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