DISC.26 N'夙川BOYS ン・シュクガワ・ボーイズ 「PLANET MAGIC」 プラネットマジック
N'夙川BOYS ン・シュクガワ・ボーイズ「PLANET MAGIC」 プラネットマジック
N'夙川BOYSとは?
N'夙川BOYS(ンしゅくがわボーイズ)は、日本のロックバンドである。兵庫県西宮市出身。 2007年、太陽の塔の下で結成。バンド名の「N'」はシンノスケBOYsの祖母が西宮市夙川地区でやっている喫茶店の名前。2011年8月、ビクターからメジャーデビュー。楽器パートはその日の気分や曲の感じによってチェンジする。日本各地、ロンドン、パリでもライブ活動を展開。マーヤLOVEとシンノスケBOYsはKING BROTHERSのメンバーとしても活動していた。2013年にシンノスケBOYsは脱退。2015年12月21日、公式サイトにて無期限活動休止を発表。2016年2月27日、東京・恵比寿ガーデンホール公演「N'夙川BOYS Farewell Party『39』」を行い、無期限の活動休止。 その後、リンダdadaとマーヤLOVEは2016年秋に「リンダ&マーヤ」というユニットを結成し活動継続。マーヤは別に「KING BROTHERS」の活動も継続している。※wikipediaより (2022年)
ンで始まるアーティストを他には知りません。とってもカッコいい3人組のバンドですね。
マーヤLOVEのパンダメイクやシンノスケBOYsの派手な衣装、リンダdadaのカリスマ性などビジュアル的なイメージが先行しますが、パンクに通じるようなエモーショナルな部分がとても好きです。
何より曲にクラシカルなポップ性があって受け入れやすいですし、ノリ良く楽しませてくれます。
私はN'夙川BOYSのライブに行った事は無いですが、SEで“The Vaselines”の曲を使っているらしいのも惹かれますね。
ヴァセリンズはカート・コバーンも好んで聴いていた事でも有名なスコットランドのバンドです。
シンプルなメロディのポップソングは音楽性に通じるものがあると思います。
パートはそれぞれ決まっている訳でも無く、狂いのないテクニカルな演奏で聴かせるようなバンドとは遠い存在かもしれませんが、彼らの音楽にとってそんな事はどうでも良い感じです。
こういうバンドももっと出てきたら良いなと思います。
邦楽おすすめ!
2010年代初期に発売されたN'夙川BOYSのメジャー1stミニ・アルバム「PLANET MAGIC」です。
シンプルで荒削りのロック・サウンドの中にも何か面白い事をやってやるというようなアティチュードを感じます。キャッチーなメロディが随所に散りばめられていますので聞きやすい気持ちの良い音楽。
パンクロック的なスピリットにエンターテイメント性がのっかったポップアルバム。
1. 夙川BOYS -Bonus Track-
初回限定盤にのみ収録された掛け声。部活とかでよく聞く「ファイ・オー」のフレーズです笑。
2. プラネットマジック
キラキラとしたイメージを彷彿させるエレキギターにクラシカルなリフ。淡々としたリンダの歌とマーヤの叫びとのコントラストが良い感じでボーカルの掛け合いも魅力的な名曲。
3. ミッドナイトエンジェル
メロディアスなギターとエッジ感のあるエレキギターが交錯するパワーポップ。シンプルながら耳馴染みの良いフレーズは曲の良さを感じますね。コーラスの入れ方も素敵です。
4. I BELIEVE YOU
アイ・ビリーヴ・ユー
リバーブとフランジャーの効いたギターサウンドが印象的ながらシンプルな8ビートでリンダとマーヤのツインボーカルが際立ちます。ハーモニクスを使用したフレーズなども面白いです。
5. シャンソン
カモメ?ウミネコ?の鳴き声とラテンパーカッションから始まる軽快な曲。マーヤの伸びやかな歌の裏でリンダの「シャンシャン」というワードを繰り返すコーラスが印象的。
6. MY DEAR GIRL
マイ・ディア・ガール
オールド・スクールなソウルの雰囲気を取り入れつつ、ガッツリとしたリバーブ感でまったりとした雰囲気に浸る事ができます。
7. TRY AGAIN -boys and girls-
トライ・アゲイン
サーフ系のサウンドにフィードバック的な演奏が効果的。音に乗っかるワードの使い方が独特でクセになりますね。マーヤが歌っていますが、後半の叫びも好きです。
8. 2つ目の革命
応援ソングのようなノリの良いポップ・チューン。ロールするドラムと銅鑼の音が特徴的。
途中で挟まれる語り調の言葉も印象的ですし、ホイッスルだったりビンが割れるような音を一瞬だけ使ったりするのはヴァセリンズっぽいですね。
9. How many Japanese
ハウ・メニー・ジャパニーズ
トレブリーでエッジ感のあるギターが淡々と流れつつ、ソニックユースのような荒れ狂うノイズミュージック的なサウンド。まったりしたボーカルにリバーブがしっかり効いてますので心地良いです。
All Words & Music Written by Masafumi Koyama
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