DISC.7 SONIC YOUTH ソニックユース 「Experimental Jet Set, Trash & No Star」エクスペリメンタル・ジェット・セット、トラッシュ・アンド・ノー・スター
SONIC YOUTHソニックユース「Experimental Jet Set, Trash & No Star」エクスペリメンタル・ジェット・セット、トラッシュ・アンド・ノー・スター
SONIC YOUTHとは?
ソニック・ユース (Sonic Youth) は、1981年に結成された、ニューヨーク出身のバンド。 1980年代以降におけるアメリカのインディーシーンにおいて、ノイズパンクの雄として君臨。後のグランジ、オルタナティヴ・ロックムーヴメントへ大きな影響を与え、自身らも満を持してメジャーへと移行。以後、メジャーとインディーを行き来しつつ、活動を続けていたが、2011年に活動停止した。※wikipediaより (2022年)
初めてソニックユースのアルバムを手にしたのは1990年代の名盤などにも選ばれる《GOO》だったと思います。
ギターノイズ系のサウンドとの出会いで、最初はあまり興味を持てなかったですが聴き込むうちに深みにハマっていきノイズの気持ち良さを知りました。
街の中のドリルの音やミシンの音だったりが気持ち良く聞こえたりするのと同じ感じです笑
洋楽おすすめ!
SONIC YOUTHの8枚目のスタジオアルバム「Experimental Jet Set, Trash & No Star」。
“ニルヴァーナ”の《NEVERMIND》などを手掛けているプロデューサー、“ブッチ・ヴィグ”氏(アーティストとしてはガービッジのメンバー)がミキシング等に参加しているのも惹かれますね。
ソニックユースの他のアルバムももちろん良いのですが、なんとなくふと聴きたくなって思い出しでしまうローファイな感じのサウンドです。
ヘンテコな曲も多いですがポップ性もあり、クリーン/歪み、音空間の疎密に緩急がある感じが好きです。
1. Winner's Blues
ウィナーズ・ブルース男性ギターボーカルのサーストン・ムーアによるメロディセンスが光るアコースティックギターの弾き語り曲。中域のみのローファイに仕上げたボーカルが特徴的。
2. Bull in the Heather
ブル・イン・ザ・フェザー
メロディアスなエレキギターにハーモニクスやピッキングスクラッチ等を混ぜ込んだアンニュイな曲です。女性のキム・ゴードンがボーカル。
3. Starfield Road
スターフィールド・ロード
フィードバック・ノイズから始まりダーティーな雰囲気に、シュワシュワとした浮遊感あるノイズをまとい2分という短い尺も潔い曲。
4. Skink
スキンク
やや暗めの微妙な雰囲気を持ったメロディにキム・ゴードンのハスキーなボイスが乗ったミディアムスローなナンバー。
5. Screaming Skull
スクリーミング・スカル
こちらもフィードバックから始まるノイジーなサウンド、頭でルートをしっかりと捉えているのでグルーヴ感があります。
6. Self-Obsessed and Sexxee
セルフ・オブセスド・アンド・セクシー
怪しい雰囲気で始まりながらもクラシックロックな要素を感じさせつつ、エンディング付近ではノイズに埋め尽くされていきます。
7. Bone
ボーン
疾走するアップテンポなドラムにギターノイズが交錯するエクスペリメンタルな曲。途中でテンポがスローになりまったりとした雰囲気も挟み緩急があります。
8. Androgynous Mind
アンドロジーナス・マインド
細切れのような不規則なフレーズから徐々にノイズの渦化していき、叫ぶようなボーカルも印象的な曲です。
9. Quest for the Cup
クエスト・フォー・ザ・カップ
シンプルなフレーズの繰り返しでミニマルミュージック的な雰囲気を持ちつつ、周りを浮遊するギターサウンドが特徴的。
10. Waist
ウェイスト
ややスピード感のあるパンク気味のサウンド。得意のハイポジション(エレキギターのピックアップ付近)でのノイズもフレーズの折々に散りばめられています。
11. Doctor's Orders
ドクターズ・オーダーズ
オールド・ロックのようなテイストから始まり、後半はソニックユースらしい変則的なメロディーが漂うインスト的な展開に。
12. Tokyo Eye
トーキョー・アイ
シンプルなミュートフレーズから心地良いメロディライン、爆撃のようなギターノイズと激しい展開に。(ボアダムスのEYEに関する詩だそうです)
13. In the Mind of the Bourgeois Reader
イン・ザ・マインド・オブ・ザ・ブルジョア・リーダー
下降するメロディにノイズが渦巻き、初期のようなアグレッシブさを感じさせる曲。
14. Sweet Shine
スウィート・シャイン
クリーンなサウンドで鳴らされるメロディアスなギターがちょっぴり切ない気持ちになる曲。
1分程度の空白部分の後に救急車や消防車のサイレンなど、またガソリンスタンドでの「いらっしゃいませ、満タンですか?」という日本語音声をサンプリングしたような音が入っています。
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