DISC.5 RADIOHEAD レディオヘッド 「KID A」キッドA
RADIOHEAD レディオヘッド「KID A」 キッドA
RADIOHEADとは?
レディオヘッド(英語: Radiohead)は、イギリスのロックバンド。1985年に前身にあたるバンドを結成。1992年のメジャー・デビュー以降、外部ミュージシャンの起用は多いものの、同じパーマネント・メンバーで活動している。 彼らのルーツであるポストパンクやオルタナティヴ・ロックの大枠に、ポストロックや電子音楽、ジャズ、クラシック、現代音楽などを混交した多彩な音楽性や、アルバムごとの急進的な実験性・変化が特徴。また、ソロ活動も盛んである。 アルバム総売上は3,000万枚を超えている。 2011年「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第73位。※wikipediaより (2022年)
初めてレディオヘッドというアーティストを聴いたのはグランジを良く聴いていた時期に“Creep”という名曲です。
1枚目のアルバム“パブロハニー”に収録されている曲ですが、“NIRVANA”などのグランジによくある静と動を併せもった曲で圧倒的な存在感を放っており、切なさのある曲と男性ボーカルである"トム・ヨーク”の怠惰感のある歌声が印象的。
当時は初期の曲くらいしか興味がありませんでしたが、打ち込み系の音楽を聴くようになり“レディオヘッド”の魅力が自分の中で増大しました。
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2000年代に発売されたRADIOHEADの4枚目のオリジナルアルバム「KID A」。
このアルバムを聴いた限りではバンドという印象はなくエレクトロニカよりのサウンドですが、これをバンドでやっているというのが好きですね。バンドメンバーの懐の深さが感じられます。
エレクトロニカ、アンビエント、現代音楽的なアプローチもあり表現豊かな曲ながら親しみやすいポップさを備えているのもハマります。
前作よりプロデューサーに加わっている”ナイジェル・ゴッドリッチ”氏の貢献も多いのではないでしょうか。
薄暗さのある内向的なサウンド傾向ですが音楽的にはとてもリッチで濃厚に楽しめる名盤です。
1. EVERYTHING IN ITS RIGHT PLACE
エヴリシング・イン・ザ・ライト・プレイス
不穏な雰囲気を持ったキーボードのメロディに始まり、エフェクトを駆使し重ねるようにオーバーダブされているミニマルミュージック的なサウンド。
ダークな中にも薄っすらと明るさも垣間見れアンニュイな曲です。
2. KID A
キッドA
UFOが飛んできた様な音で始まりオルゴール風のメロディーなどファンタジー感を漂わせつつ、ボコーダーを駆使したボーカルが特徴的。
徐々にリズミカルなドラムが加わり、アンビエント感も広がります。
3. THE NATIONAL ANTHEM
ザ・ナショナル・アンセム
ベースのリフとドラムでノリの良いグルーヴ感を持ちつつもアンビエントな雰囲気を持っています。
こちらもボコーダーを使用し無機質なボーカルで始まりますが、途中からホーンセクションが入り現代音楽・フリージャズのように躍動感のあるサウンドに発展します。
4. HOW TO DISAPPEAR COMPLETELY
ハウ・トゥ・ディスアピア・コンプリートリー
アコギのコードワーク、ベースのメロディ、不協なストリングスなど別次元のサウンドが合わさった様な難解な曲。ただとても悲しさを感じます。
5. TREEFINGERS
トゥリーフィンガーズ
完全にアンビエントな雰囲気の世界観です。パーカッションも無くヒーリングに近い聴き心地で瞑想感のある曲です。
6. OPTIMISTIC
オプティミスティック
こちらは原始的というか荒々しさを持ったバンドサウンドが魅力です。でもどこか切ない。
タムを多用したドラムフレーズ、ジョニー・グリーンウッドの弾くギターメロディが印象的です。とてもカッコいい、、。
7. IN LIMBO
イン・リンボウ
アコギ、キーボード、ドラムの各パートが複雑なリズムで混じり合うミニマル的な雰囲気を持ちつつもエンディング間際にはシューゲイザー/ノイズミュージックを感じさせます。
8. IDIOTEQUE
イディオテック
力強い打ち込みによるビートに怪しい雰囲気のシンセがフェードし、その上を言葉を詰めたボーカルフレーズが乗ります。音の歪みもありインダストリアルな感覚も残ります。
9. MORNIG BELL
モーニング・ベル
前の曲から繋がりノリの良いドラムに穏やかなエレピ音、変則的なギターが入り乱れエクスペリメンタル的なサウンドに仕上がっています。
10. MOTION PICTURE SOUNDTRACK
モーション・ピクチャー・サウンドトラック
この曲は初期の頃からあった曲のようで、初期はアコギの弾き語りバージョンでしたが本作ではオルガンサウンドやハープを使用し荘厳な曲調に仕上がっています。ただやはり虚無感の様なものは漂っており切なさがあります。
RADIOHEAD 「KID A」 Produced by RADIOHEAD, Nigel Godrich
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