The Longcut ザ・ロングカット「The Longcut」ザ・ロングカット


The Longcut The Longcut

The Longcutとは?

ロングカットは、 2002年にマンチェスターで結成されたイギリスのロックバンドです。wikipediaより (2022年)

NEW ORDER》界隈が好きな私はマンチェスター出身のアーティストっていうだけで気になってしまうのですが、だいぶ前にCDショップでたまたま見つけたバンドです。

聴いてみた感じ、やはり自分の好みの音楽でした。比較的に珍しいドラムボーカルの3ピース・バンドですがクラブ・ハウスミュージック・シーンを生んできたマンチェスターらしい体が自然と動くようなダンス・チューンが気持ち良いです。

またYouTubeで演奏しているシーンを見ましたが、ドラム兼男性ボーカルである“Stuart Ogilvie”さんは歌う時だけフロントに出てくるというとてもクールなパフォーマンスでした。
ギターの“Lee Gale”さんの弾き方も個人的に好きですね。

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ロングカットの1枚目の日本盤ミニ・アルバムThe Longcut

ギター、ベース、ドラムのシンプルな構成でストレートなポスト・ロック的な音をダンサブルに聴かせてくれます。またオルタナティブ系のアーティストからの影響も感じさせます。

正式なファースト・アルバムとしては2000年代に「A Call and Response」が発売されており同じ曲がいくつか収録されていますが、ファーストアルバムに入っていない曲もとても良いのでこちらを取り上げました。

バンドサウンドながらフロアを意識したビート感と潔くメロディアスなギターが心地良い一枚です。


1. Transition

トランジション

基本的に難しいメロディなどはなくシンプルなフレーズの組み合わせを繰り返し早く浸透してきます、またボーカルも楽器の一部のような感じであくまで曲を楽しむダンスミュージック的な雰囲気を備えています。エレキギターの刻み、ドラムの連打が圧巻です。


2. Dead Man

デッド・マン

無機質なドラムマシーンの上でクリーンサウンドのエレキギターによるメロディアスなアルペジオ・フレーズを繰り返し、後半には力強いドラムとシンプルなコードを叩きつけるように刻むギターが絡むエモーショナルな曲。


3. Last Night Bus

ラスト・ナイト・バス

グルーヴ感のあるポップチューンから頭を振りたくなる疾走感のあるロックチューンに。途中でノイズな雰囲気もありソニックユース等からの影響もあるかもしれません。(ギターのLee Gale氏はドラムスティックを持っている画像も見られます。)ボーカル無しのインスト曲。


4. A Last Act of Desperate Men

ア・ラスト・アクト・オブ・デスパレイト・メン

深めのリバーブが効いておりアンビエントな雰囲気と埋め尽くす様なノイズミュージック的な要素も感じます。緩急がしっかりとつけられシンプルな楽器構成ながら嵐のようなスケールの大きな曲に仕上がっています。


5. A Quiet Life

ア・クアイエット・ライフ

単調なドラムマシンのループに歪んだ厚みのあるベース、エッジ感のあるギターが乗りノリも抜群。アンニュイな雰囲気がありつつも吼える様なボーカルも特徴的です。



All tracks written by The Longcut Track 1,3,4 & 5 Produced by Central Nervous System